子供の片づけに悩んでいる人は、子供の目線を考えることから始める!

三つ子の魂百まで

 

みなさんも一度は聞いたことがあると思います。

 

幼い頃の性格は、年をとっても変わらないという意味だそうですが、

 

この三つ子とは、どうやら3歳を示しているのではなく幼児を指しているようです。

 

この「ことわざ」からもわかるように、幼児期の成長がいかに大事なのかが伝わりますね。

 

幼児期の特徴

2歳前後から始まるイヤイヤ期は、何でも「イヤイヤ」と首を横にふり

 

ママをうんざりさせてしまう「魔の時期」でもあります。

 

子供の自我が芽生える時だと分かっていても、忙しさや余裕のなさからイライラしてしまう。

 

そしてイヤイヤ期が終わる3歳前後から、今度は「何でも自分でやりたい!」に変わっていき、

 

次は「ママ、なんで、なんで??」と自分の知らない事をとことん知りたがるようにもなります。

 

3.4.5歳までの子供の特徴

まさにこの時期、子供の脳がグンっと成長するときです。

 

色々な発見や新しい体験を通して、子供の脳に様々な情報が記憶されていきます。

 

そんな子供を見ながら、親として子供にとって良いと思うことは、

 

出来るだけサポートしてあげたいと思いますよね!

 

でも実際は、毎日が大忙しのママにとって気力も体力も残っていないのが現状。

 

子供の話をきちんと聞いてあげたい…子供との時間が大事なこともわかっている

 

でも、ご飯つくらなきゃ、早く食べさせなきゃ、早くお風呂に入れて寝かせなきゃ、

 

私も明日仕事だし…早くゆっくりしたい…。

 

こうやって親も余裕の無い中で、日々の家事と子育てが進んでいきます。

 

4歳、5歳ごろになってくると、子供が自分で出来ることが増えてくるでしょう。

 

そうすると子供が一人遊びが出来るようになるので、親が少し目を離しても大丈夫。

 

だからちょっと楽にさせてという気持ちも増えおもちゃ頼みになることも。

 

そうなると、この時期から「おもちゃ」の量も増えていくんですね。

 

・子供に普段ゆっくりかまってあげられないから、せめて欲しいものは買ってあげよう…

・新しいおもちゃで遊んでいる姿が楽しそうだから…

・このおもちゃで遊んでくれると、その間に家事が出来るから…

 

こうやっておもちゃが増えた結果

 

一日に何度も何度も「片づけて」ときつい口調で言ってしまったり

 

片付けないことが原因でママのイライラが増えるという事です。

 

子供のおもちゃが床に散乱…。

 

 

散らかった部屋を見ると、ため息がでてしまう…

別にガミガミ言いたくて言っているわけではないのに…

子供に「片づけなさい」ときつく言ってしまって落ち込んだり… 

 

こうやって悩んでいるママは本当にたくさんいます。

 

散らかった部屋を見ると、どうしてもイライラしてしまうんですよね。

 

私もそうでしたから気持ちは本当によく分かります。

 

でもこんなイライラする毎日は楽しくないですよね??

 

そこで今回は、子供に「片づけて」と言う前にちょっと深呼吸して

 

親が考えるべき3つの事についてシェアしたいと思います。

 

子供の片付け目線を知る

子供がおもちゃを片づけるという行動は、実はかなり「楽しくない事」なんです。

 

そんな時はもし自分だったら?と考えてみてください。

 

すごく楽しく集中している時に、誰かの都合で「はい遊びは終わり、次は片づけなさい」

 

こう言われたら、間違いなく楽しくないですよね??

 

「せっかく楽しく遊んでいたのに、片づけって…」といった感じになるかもしれませんね。

 

しかも片づけの方法が分からず、とりあえず棚やおもちゃ箱に戻しても

 

「もっとちゃんと片づけなさい」こう言われたらどうでしょう?

 

大人も子供も、自分のやりたい事に集中している時は、手を止められる事自体にストレスを感じます。

 

ですからここで、子供の気持ちに寄り添うために、自分自身に置き換えて考えてみることをオススメします。

 

大人だってイライラすること

 

何か楽しい事に集中している時、スマホでゲームをしている時、テレビでドラマを見ている時、漫画を読んでいる時、

 

せっかく楽しく遊んでいるのに、片づけをするの??こう思いませんか?

 

大人の場合は、「遊び」だけではなく仕事の場合も当てはまるかと思います。

 

集中していると片付けは後回し

 

目の前の仕事に集中している時に、上司や他の人から

 

「あそこのファイルを片づけて欲しいんだけど」と言われたら?

 

内心は「それ、今しなければいけない??」と思うのではないでしょうか?

 

私だったら、「はぁ…せっかく集中して仕事をしていたのに…」と思います。

 

 手を止められるのは嫌

 

もしこう思うのであれば、子供に対して「片づけをしなさい」と声かけをする前に

 

考え方をすこし変えてみてください。

 

片づけが楽しくないと思うのは、楽しく遊んでいる時に手を止められるからです。

 

楽しくない片付けであっても、片付けなければいけない時もあります。

 

では、片づけをして欲しい時はどうやって声かけをすればよいのでしょうか?

 

子供の片づけは声掛けが大事

あなたはどんな時に「片づけ」をしなさいと声をかけますか?

 

例えば出かける前やご飯を食べる前、または寝る前などが多いのではないでしょうか?

 

片づけをする時は、何かをするために次のアクションを起こす前だったりしませんか?

 

予定時間がせまってる、早く家を出ないと間に合わない、など、

 

部屋におもちゃが散乱し、もう見るだけでイライラしてしまう状態の時は

 

数分おきに、何度も片づけをするように声かけをしませんか?

 

だってすぐ片付けないから…

 

確かに子供はすぐに片付けを始めることは少ないかもしれません。

 

さらに、何度も片づけてと声かけが多すぎると

 

子供にとっては「お片づけが苦手」となってしまう事もあります。

 

先ほどもお伝えしたように、子供にとって片づけは、

 

楽しく集中している遊びの手を止める行動です。

 

子供の片づけの声掛けタイミング

 

遊びをストップする事だけでも「イヤイヤ」ですから、

その後の片づけには気分が乗らないのは仕方がないかもしれません。

 

それが一日に何度も、片づけをしなさいと声かけをされると、どんな気持ちになるでしょうか?

 

一日に何度も片づけの時間を設けるより、ママが一緒に片づけが出来る時間に「まとめる」事もオススメ。

 

子供とのコミュニケーションがとれたり、ママの時間がコントロールしやすくなります。

 

片付けを見守る姿勢

 

4~5歳頃になり環境が整っていれば、1人でも片づけが出来るようになってきますから

 

声かけのタイミングや頻度も子供と一緒に決める事で自立の力へとつながります。

 

片づけの声かけのタイミングはママが一緒にお手伝いできる時。

 

ママが一緒にお手伝いできるタイミングであり、ママのイライラが発生するタイミングを避ける事。

 

このポイントを探して試して下さい!

 

子供の片づけの声掛け回数

「 早く片づけなさーーいっ 」この声かけは、何度目の声かけでしょうか??

 

3歳を過ぎ、4歳、5歳ごろの子育て中に

 

・子供が片づけをしなくて困っている…

・何度言っても片づけない…

 

こういった悩みが多い中、いったい何度同じ事を言えばいいんだろう…と疲れ果ててしまう方もいらっしゃいます。

 

 

仏の顔も三度。この、ことわざからも分かるように、

 

どれだけ優しく穏やかな人でも、何度も同じ事をしていると怒るという事です。

 

これは私の意見ですが、子供への声かけは1回では少ないし5回では多いと考えています。

 
 

我が家の3回ルール

我が家の声かけは3回ルールと決めています。

 

例えば

一回目の声かけは【お知らせ】
二回目の声かけは【確認】
三回目の声かけは【注意】

 

こうやって3回にわけて声かけをしています。

 

詳しくお話すると、一回目の声かけで【お知らせ】をします。

 

「今日は〇〇のために〇〇へお出かけにいく」

「このおもちゃが片づいてから出発する」

「○○ちゃん今から一緒に片づけは出来る?」

 

こう聞いて一緒に片づけを始めます。

 

でも、子供はまだ遊びに夢中なんです。

 

数分の時間をおいて二回目の声かけ【確認】をします。

 

「○○ちゃん、さっきママは何て言ったのかな??」

「・・・」

 

もう一度言うね。

 

「今日は〇〇のために〇〇へお出かけにいく」

「このおもちゃが片づいてから出発する」

「○○ちゃん今から一緒に片づけは出来る?」

 

それでもまだ遊びに夢中なら、三回目の声かけ【注意】をします。

 

「これが最後の声かけだよ」

「ママは何て言ったか覚えてるかな??」

 

「○○○…」

 

「どうすれば片づけが出来るかな??」

 

こういった流れで3回に分けて声かけをしますが、3回でないとダメではなく、大事なことは、

 

ママの話を聞いて、その内容を理解しているのか?

 

そしてどうすればお片づけを始められるのか?

 

これを子供の口から話す事を目的としています。

 

ですから3回目に「ママが言った事」を分かっていない場合は

 

もう一度話してあげてください。

 

そしてこの3回の声かけをするときに一番大事なことは、

 

目を見て話をするという事です。

 

遊んでる最中は、背中に声かけをしても聞こえていない事が多いですからね!

 

まとめ

子供に片づけなさいという前に、子供目線の気持ちを知るために考える3つの事

 

  • 自分だったらどうなのかを考える
  • 声かけのタイミングを考える
  • 声かけの回数を考える

 

これは一方的に「片づけなさい」と言うのではなく、

 

相手の気持ちを考えた上での、「片づけの声かけ」だという事です。

 

自分にも子供時代があったように、あらためて子供目線の気持ちを考えると、ママも少し気持ちが和らぎませんか?

 

ではまた See you next blog ♡